ABOUT A-BRA:Z

 アブラーズ。
 初めてその名前を聞いたのは多分去年だったと思う。
 チェッカーズにうとい私は全然その名前を知らなかった。
 その妙(失礼)なネーミングに「え?」と思った。
 
 ネットサーフィンでうっかりここに迷い込んだ人のためにあえて説明すると
 「元チェッカーズのリズム隊」 (注)鈴木雅之トリビュートアルバムより抜粋(爆)である。
 メンバーはサニー徳永(Dr.およびリーダー)、アルマジロ大土井(Bおよび会計)、
 リットル藤井(Saxおよび宴会)、 アンバサダー武内(Gおよび営業)の4人である。
 彼らが2003.9.21に東京AGEHAにおいて、ライブを開いたことは全国的に有名だろう。(多分。)

 さすがに東京にまでは行けなかった私は、この春開かれた全国ツアー アブラーズ1stツアーで
 大阪に参加。初めてその姿・演奏を体感した。
 その時の感想文は前ページの通り。(MCや曲などの詳細は他サイトにてご覧下さい・汗)

 アブラ@大阪・そしてアブラライブ楽日@東京を終えてから、私は友達に借りていたビデオを見直した。
 GOとFAINAL TOURアコースティックコレクションの2本。
 偶然だけど今1番旬?なビデオだ!
 もう何ヶ月も前に借りたのにお互いの都合が合わなくて、いつでもいいよと言われるままに
 中々返せないでいた。
 今彼女もアブラライブを終えてこの2本がすごく見たいはず。
 申し訳なくメールしてみたら、いいよいいよと言ってくれた。
 来月には会う約束をしているのでその時まで存分に見てと優しい言葉をかけてくれた(j∇j)

 チェッカーズデビュー時、私は23歳。
 彼女はまだおむつの赤ん坊だったはず。
 フミヤ、チェがいなければ彼女との出会い、交流はなかっただろう。
 1廻りどころか親子でも通るくらい年の違う友人と同じ話題で盛り上がれるなんて。
 本当に彼らに感謝だ。
 (彼女は私のことを母親みたいに思ってるかもしれないけど・汗)

 彼女は去年9月のアブラーズの初ライブにも参加している。
 その時は「チェッカーズとアブラーズがだぶっていた」らしいけど、
 今回のライブで改めてアブラーズのかっこよさを認識したという。
 実を言うと私も昨夜「GO」のビデオを見て、今までと全く違う錯覚に襲われた。
 今までビデオを見ながら、メンバーを見ているようで実は見ていなかったのかも、と思った。

 アンコールが一曲目にくるように編集されたそのビデオは、いきなり一曲目の
 「BUES OF IF」で私の脳天を直撃してきた。
 でもその瞬間私の頭に浮かんだのは「あ、アブラーズだ!」という思い。
 かっこよくキメた裕ちゃん。最高の笑顔のクロベエ。幼さを残しながらもリーダーの風格が
 感じられる享氏。ちっとも変わらない笑顔の尚ちゃん。そしてちょっとつっぱった(笑)フミヤ。
 このあいだ会ったばかりの4人が、変わったけど変わらない姿でそこにいる。
 外見だけじゃなくみんな色んなことを経て、少年から大人になったことだろう。
 でも本質的なものはきっと何も変わらず、みんな今もダイヤモンドの原石のようだ。

 最近答えた「フミヤファンに100の質問」で「あなたにとってチェッカーズとは」の問いに
 私は「伝説」と答えた。
 みんなのように「青春」「私のすべて」とは答えられなかった。
 私にとってチェッカーズは、フミヤの前身であり過去でしかなかったから。
 しかも私がテレビでリアルに見ていたのは初期のアイドルなチェッカーズで、与えられた曲を
 演奏し歌っているだけのチャラチャラしたバンドに見えた。
 後期のオリジナルでやっている彼らをリアルで見たことがなかったので、後になって
 CDやビデオを見てもなにかリアリティがなかった。
 実を言うとアブラライブも、フミヤくんの前身を見てみたかったから参加を決めた部分がある。
 しいていえば尚ちゃんを生で見たいな〜という程度。
 でも尚ちゃんをかっこいいと思うのも、申し訳ないけど私にとっては「フミヤくんに似てるから」と
 いう理由でしかなかった。
 (尚ちゃん&尚ちゃんファンの皆様ごめんなさい!)

 ライブ前にテンションが上がったのもフミヤくんのDIARYの「アブラーズ頑張れ。
 チェッカーズの演奏を聴かせてくれ!」という言葉を見てからだった。
 それまでは大丈夫だろうか、自分1人だけ「ういてしまう」んじゃないだろうかと正直心配だった。
 それは外見上じゃなく気持ち的に、である。
 廻りはみんなチェッカーズのファンで、アブラーズを見に行ってる人はどのくらいいるのかという不安。
 私はフミヤくんの前身であるチェッカーズを見たいという気持ち以上に、アブラーズという
 新しいバンドを体感してみたかった。
 だからオリジナルの新曲はすごく嬉しかった。
 それぞれのソロも大阪ではチェッカーズ時代の曲だったけど、最終日はすごく楽しい選曲だったと聞いて
 ああ、オイシイなぁと思ってしまった。
 フミヤくんが歌ったことは大サービスだったけれど、コミックバンドとしてのアブラーズも最高!と
 みんなのレポを読んで思った。
 
 ソロになってからのファンの中には、好きなのはフミヤだけで他のメンバーには興味がないという人もいる。
 それはそれでかまわないと思う。
 でもチェの後期の曲はどれも「自己主張」している。演奏も初期に比べてダントツにうまい!
 作った人によって味が違う個性豊かなメロディーライン。
 それにフミヤくんが詞をのせ、歌う時チェの曲になる。私はそう感じていた。
 揃えたCDはもう何十回もリピートした。どれもすごく素晴らしい。最高のバンドだ。

 アブラーズのライブは紛れもないアブラーズの演奏だった。
 だから意地悪な言い方をすれば、フミヤくんの「チェッカーズの演奏を聞かせてくれ」という言い方は
 おかしいかもしれない。
 でも飛び入り参加したフミヤくんは本当に気持ちよく歌えたことだろう。
 多分会場にいたファンだけでなく、フミヤくんとアブラーズのメンバーにとっても
 あの日は特別な1日になったことだろう。

 なのに後日享氏に『ものすごい罵倒』や『再結成を望む』メールがきたらしい。
 かなり驚きだ。
 私なんかは聞いただけでもキレそうになったのに、
 享氏はそのことについてDIARYで大人な意見を述べている。 さすがだ!と思った。
 「たまには遊んだっていいだろ?」と言う言葉に深くうなずいた。
 行けなかったからといって目くじらたてるのはおかしいじゃないか。
 ましてやそれを享氏にぶつけるなんて論外だ。
 愚痴りたいなら自分の中で、また行けなかった人同志で愚痴ればいい。
 フミヤくんが楽日にだけ登場したことで、アブラーズのライブ全体を非難された
 ような気分になった。
 そんな声がでればでるほど、楽日の楽しいもくろみ(笑)が無意味になってしまう。
 みんな大人になっておくれよ〜と言いたくなる。

 ついでに言うならば私は「今回のライブをDVD化してほしい」とも望まない。
 本当は望むけど享氏が発売はない、と言うのだからないのだ。
 (リーダーはサニーだけど、やっぱり享氏にはリーダーのオーラ?があるような・・)
 あの夜のことは一夜の夢として、参加した人は思い出の中に、参加できなかった人はほろ苦い悔しさと
 想像を元に心の中で再現するしかないのだ。
 
 ビデオがなかった昔には、キャロルの解散ライブもTVの前に座っていなければ2度と見ることは
 できなかったんだぞ!(←フミヤ氏のうけうりです・・汗)
 私はやっぱり生を見たい。
 ライブ=生。これを録画するともう生ではなくなる。
 ビデオの中でしか見れなかった4人の演奏を生で聴けた時、その姿を生で見れた時私はそう思った。
 確かにビデオを巻き戻せば何度でもフミヤくんは歌ってくれるしアブラーズは演奏してくれる。
 でもその瞬間・その感激を共にすることは悲しいけどできないのだ。
 
 さてさて次回のツアーでは、彼らはますます磨きのかかった油まみれライブを繰り広げて
 くれることだろう。
 これからはアブラーズの知名度をどんどん高めていこう!
 目指せ!メジャー!!って感じ(笑)
 驚くことに去年Web検索でアブラーズと検索した時と、最近検索した時では何十倍ものサイトが
 ヒットするんだもん。これはほんとスゴイことだ。
 まあ私のこの感想文も来週辺りにはアブラーズで検索すればヒットするだろうから、彼らにとって
 あまり光栄ではないかもしれないが(笑)

 蛇足だけれど中国語では油を加える=加油と書いて「頑張れ。」という意味だ。
 まさしくアブラーズにぴったりじゃないか。と勝手な解釈をして悦にいっている(笑)

 最後になったけど・・・フミヤくんに似てることを別にしても、尚ちゃんあなたは最高に素敵でした。
 お詫びして訂正いたします_(._.)_



           2004年3月17日記。 エッセイ、のようなもの(笑)





 


 

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