曲名やMCなどのネタバレレポではありませんが、
１回しかない『初めての気持ち』を書き留めておきたく文章に残しました。
長くて退屈な文章ですが、良かったら読んでください。
ファン以外の人にも読んでもらえるかな？と少々説明を加えたので
更に長くなってしまいすみません。
8/22に予定されていた夏のライブが実現したのは１１／１。
季節はもうすっかり秋だった。
その前々日までNYツアーにでていたフミヤくん、日程にかなり無理があるのは
スケジュールの調整ができなかったのだろうか。前日のカキコでは
「時差ボケがひどい。疲れている。」と書いてあったので、とても心配だった。
たとえ疲れていても、彼は決して手抜きなどはしないだろうから。
当日は３時まで仕事をして（もちろん心ここにあらずだが）、とりあえず
開演２時間前に会場に着く。
その日はネットで知り合ったフミ友さん４人と会う予定もあり、とても楽しみだった。
パソコンを買って初めて公式HPのBBSにカキコした時にレスしてくれたのが
きっかけで友達になったH子さん。
その人のHPで知り合って、週末にチャットしたりBBSで語り合ったりしてきた
Y子さん。 それぞれ１年余の付き合いだ。
彼女達は今回の振替楽日に参加すべく、はるばる関東から大阪まで来ていた。
会えるのはこれが最初で最後かも、と思うと嬉しくもあり淋しくもあった。
そして、公式のFAN'S BBSで知り合ったSさん。
彼女はまだFCに入っていなかった私のチケットを一緒にとってくれた。
顔も本名も知らないのに・・・感激だった。
それから、私がHPを開設してから知り合ったKママさん。彼女の周りは
いつもにぎやかで、きさくな性格にはとても好感がもてる。
彼女達と初めてFace ｔｏ ｆａｃｅで会える。 それは楽しみでもあり、
ちょっぴり不安でもあった。
イメージと大きく違ったらどうしよう。また、むこうが私を見て
幻滅したらどうしよう・・等。
でも、実際会ってみると、初めて会ったのに初めて会ったような
気がせず、むしろ旧友に再会したように懐かしかった。
これもやはりネット故の不思議な出会い方だと思う。
携帯片手に「どこ？どこ？何色の服着てるの？」とか言いながら、
待ち合わせの相手を探す姿があちこちで見られた。
なんだかすごく微笑ましい光景だなぁと思った。
いよいよライブが始まった。
テレビ中継では見た事があるが、参加するのは初めてのライブ。
しかも楽日。
みんなのノリについていけるんだろうか・・・。
その心配はライブが始まって数曲で消え去った。
楽しくダンサブルなライブ。自然にみんなを引き込んでいく彼の魅力。
いつのまにか体が自然にリズムを刻み始めている。
それにしても本当に４０才？！と改めて感心させられる
彼のパワー＆しなやかさ！
TVの小さな画面で見るのとやっぱり違う。
ちょっと席は遠かったけど、視野の狭いオペラグラスで見るなんて
もったいない！とほとんど使わなかった。
会場はライブハウスのノリだった。踊っていると暑いし喉が渇く。
カバンに入れてきた乾杯用のビールに何度も手が伸びそうになった。
今回は、彼が歌手を志すきっかけになったキャロルの『ルイジアナ』を
特別に歌ってくれた。
他にもいつもより何曲も多く歌ってくれ、ライブは予定時間を
１時間も越える勢いだった。
バラードの時にはさすがにしんみりとした。
彼のあの甘くて澄みきった歌声。
世間一般の『藤井フミヤ＝TRUE LOVE』のイメージを嫌がるファンは多いが、
私はやっぱりフミヤの歌う『TRUE LOVE』は最高だと思う。
「ライブが延期になったので、おわびと感謝の気持ちです。」と
『素直にI'm ｓｏｒｒｙ』を歌ってくれた。私の大好きな曲！
その歌声、表情にもはや陶酔状態・・・。
「怪我をして、今回ほど代わり身のいない仕事だと感じたことは
なかった。」と反省の言葉。
休暇中の怪我とあって、中には彼のヤンチャをプロ意識がないと非難する
ファンのカキコもあり、それを目にして、「ヤンチャを控えます」と
しおらしいカキコをしていたフミヤ。
ツアーを続行したいのに、ドクターストップがかかって安静にしていた時、
どんなに辛かっただろう。
神妙に詫びた後、「でも、わざとじゃないし。」と茶目っ気たっぷりの顔で
自分をフォローするフミヤを見てなんだか安心した。
そう。いくつになっても、彼には少年のようでいてほしい。
自由にのびのびとやっていてほしいなぁと思った。
今回はアルバム『Ｅｑｕａｌ』がメインのライブだが、先日発売されたばかりの
『Ｒｅｔａｋｅ』からも何曲か歌ってくれた。
『ＮＡＮＡ』『ＬＯＮＧ ＲＯＡＤ』とチェッカーズの名曲がフミヤの歌として甦る。
私はチェッカーズの頃からのファンじゃないので、唯一持っている
3枚組ベストの曲しか知らないが、どれも名曲ばかりだ。
その他にも『Ｗｈｉｔｅ Ｓｋｙ』も歌ってくれたし、歌って欲しかった歌は殆ど
歌ってもらえて大満足。
『もしも君が何かにつまづくことがあったら、見えない手をさしのべ
ゆっくり抱き起こそう』 『Ｗｈｉｔｅ Ｓｋｙ』のこの詩は私を随分支えてくれた。
彼の詩はとっても暖かくて心にジンとくる。
今までのどの詩も、どれも大好きだ。
いよいよライブも終演に近づき、楽日恒例の乾杯をする。
なんと大阪での楽日は初めてとのこと。 初めての参加でなんというラッキー。
カバンから持参したビールを取り出す。
もちろんフミヤとグラスを重ねられる訳ではないが、気分的には「フミヤと」乾杯した。
「みんなに乾杯」「スタッフに乾杯」「バンドのメンバーに乾杯」
「大阪フェスティバルホールに乾杯」「日本に乾杯」
「世界に乾杯」「地球に乾杯」「宇宙に乾杯！」
ステージ上の笑顔がまぶしかった。
彼は本当にライブを愛しているんだなぁと思った。
一方的ではなくみんなで作り上げていく空間。
台本に書いたようなＭＣではなく、ファンとのかけあいを楽しむところが素敵だ。
まだまだ主人や姑の理解は得られてないけど、出来る限りまた参加したいと思った。
フミヤのライブは、彼が最後に言う「また一緒に遊ぼうぜ！」という言葉のとおり、
見に行く、というよりも遊びに行く・参加する、という感じだった。
今回のライブに参加してみて、彼が広い年齢層のファンをもっている事、チェッカーズの
頃から19年にもわたってファンでいつづける人の多い事に、納得した。
そしてこれからも、歌い続けてくれる限りファンであり続けたいと心から思った。
2002年11月6日 記
