予定外 冬ライブ参加「冬の外出禁止令」
冬はストーブなどの火の気があり子供だけで留守番させるのは危険とのことで、
我が家にはこの決まりがある。
だから夏のライブはＯＫとしても冬はダメと自分に言いきかせていた。
でも・・こんどの冬のライブはいつものと違う。
去年発売直前に見送りになったアルバム「Ｒｅｔａｋｅ」の発売が今年実現し、
そのアルバムの曲を中心に歌うらしい。
アルバムが発売中止になった時は、何故？という悔しさで毎日悶々としていたから、
アルバム発売が実現しただけでも嬉しいんだけど、いざ買って聴いてみると
これを生で聴きたいという欲求がふくらんでいく。
ライブは１２／１２。もちろんストーブはついている季節だな。
でも、私が仕事を始めてはや半年。長期休暇中もそつなく留守番ができるように
なった子供達。 ・・・・・大丈夫かも。
その頃なら主人もインドネシアだからバレないだろうし・・・。 悪魔がささやく。
気がついたら（苦笑）申し込んでいた。
ところが、１１月に主人から突然電話があった。
お正月帰国できなくなったから１２月４日ごろ帰る」
「・・・え？」
どうしよう！絶体絶命･･･。
それでなくてもフミヤ関連に理解のない主人なのに。・・・ライブのために決まりを
破る事がばれたらヤバイ･･･。
主人が帰ってくるから申し込んだことにしようか？ いや、それではつじつまがあわない。
年に３回しかしか帰って来ないのに留守番させるのも気がひける。
でもチケットはすでに手元にある。しかもとってもいい席･･･。
フミヤをとるか主人をとるか・・・？ （大袈裟？）
とてもＴＥＬではきけなくて、メールできいてみる。
「１２／１２にライブに行ってもいい？」
完全に無視された(^-^; どうしよう・・・。
帰国してからも思いきって何度かきいてみた。
でも、他の話には返事するのに本題には返事してくれない。
そんなことをやっているうちに、とうとう当日になってしまった。
厳しいけど優しい主人は許してくれるに違いない・・・自分で自分に言いきかせる。
結婚して以来、こんなに主人の顔色をうかがったことがあっただろうか？（苦笑）
紙飛行機いよいよ当日。 家をでる時間になった。
黙ってでかけるわけにもいかず、考えたあげく「じゃ、お言葉に甘えて行ってくるね」と。
すると初めて返事が返ってきた。 「勝手にしろ！」
な、なにそれは？！ これって娘を勘当する父親のセリフみたい！
こんな言葉を背にいくらなんでもでかけられるはずがない。
しばし気まずい沈黙・・・。
そうだ！ いいことを思いついた。
「紙飛行機、作ってくれへん？よく飛ぶやつ。」
「そんなもん、何するの？」
「『紙飛行機』って曲があって、その時飛ばすんやけど・・私作るの下手やし。
お願い・・。」」
その言葉に気をよくした主人、嬉しそうに（？）折り始める。
折りながらきいてくる。「裏に何も書けへんのか？ フミヤLOVEとか携帯の番号とか（笑）」
いつもの主人に戻っている！
できあがった紙飛行機を「ほら！」と飛ばす。 マジできれいによく飛ぶ。
そして10分あまり、2人で紙飛行機大会が繰り広げられた（笑）
それを機にいろんなことを訊いてきた。
「飲み物持って行くなんて、どんなライブや？」
「フミヤ〜！とか叫ぶんか？（笑）」
「ペンライトふるの？」等々・・・。
本当は興味があったのに、いつもフミヤのでてる番組を見てると不機嫌になる主人に
気を遣ってフミヤを禁句にしてたから、きけなかったのかな？
和やかな雰囲気の中家を出る事ができた。
そして城ホールへ・・・。
