出会いと別れ


モモ・チュウとの楽しい日々は長くは続きませんでした。
10ヶ月目に突然チュウちゃんが、呼吸器系の病気で☆になってしまいました。
チュウちゃんが☆になった時はモモがなぐさめてくれました。でもモモが2才4カ月で☆になった時、
天寿とはいえ本当に悲しくて                    もう2度とハムスターを飼うのは
やめようと思いました。
モモとの語らいは                           知らないうちに私の生活の一部に
なっていたのです。

でも1ヶ月が過ぎ2ヶ月が過ぎ、どうしてもまたあの愛らしい姿に会いたくて、こんどはつがいを飼い
命をつないでいきたいと思うようになりました。
そうして迎えたのが勇気とナナです。

仔ハムが生まれた時の感動は、言葉では言い表せないほどです。
本当に小さな小さな命、体に似合わない力強い泣き声。
私の心はモモが亡くなった時と同じぐらい震えました。
生と死という大きな違いにもかかわらず、共通する『命の重さ』を感じたのです。

そして今は元気な成ハムになった子供達ですが、育児の途中は「無事育つだろうか、
お乳は足りてるだろうか、子食いは大丈夫だろうか」と常に心配でした。(でも覗けなかったので
とてももどかしかったです。)

3週間を過ぎたあたりから、仔ハムはナナの背中に噛み付いたりえさを横取りしたりと
やんちゃぶりを発揮しナナには見るからに育児疲れが見えました。それでも反撃するどころか
懸命に世話をやく姿は痛々しくもありました。
勇気といた時は気の強かったナナがこんなにも『母親』であることに驚き、また感動しました。

実は生まれる前は、生まれたら1匹だけ残して後はペットショップに引き取ってもらう約束でした。
そしてまた1匹迎えて結婚させ命を繋いでいこうと安易に考えていました。
そうすればゼロになることはない。常に誰かが悲しみを紛らわせてくれる、と自分のことしか
考えていませんでした。

でも出産・子育てを目の当たりにして、ナナが育て上げた4つの命を安易にショップに引き渡すことは
できませんでした。

ハムスターの命は短い。
でも命をつないでいくことよりも、その短い人生を幸せに送らせてあげたい。
たとえ☆になってもその子は自分の心の中に行き続けるんだから。。。今はそう思っています。






SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO